出会いは突然 野良猫保護 ②

こさじ

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こさじをマンションの駐輪場から我が家へ迎い入れた前回の続きです。

今回は外猫を家に迎い入れるときの必須検査事項である猫エイズ・猫白血病検査について、警察各所への届出、隔離の準備話等お伝えします。

猫エイズ・猫白血病ウイルス検査

病院では、その日に猫エイズ・猫白血病検査をしました。結果はどちらも陰性(-)でした。結果には安心しましたが、先生は「ちゃんとした結果を調べるには、1か月~1.5か月後に再度検査して陰性でないと安心はできないから、おさじとはその結果が出るまでは隔離するよう」言われました。

これは、まず猫エイズも猫白血病ウイルスも同居する猫へ伝染してしまう病気だから、隔離の指示がでました。

次にこの隔離期間ですが、猫エイズ・猫白血病ウイルスは、罹患後すぐ検査をしても正確な結果が得られないのだそうです。感染してもウイルスの潜伏期間が1~1.5か月ほどあるため、潜伏期間後に検査することで検査結果が断定されるとのことでした。

つまり、こさじ(成猫)の場合は今日陰性であるということは、過去1か月以上前に罹患はしていないということが分かった。けれど、もし、昨日罹患していたとしたら、今日の時点ではわからない。だから1~1.5か月後に再検査することで、正確な結果が得られるということでした。

病院では他に、ノミ・ダニを見てもらいましたが、「糞も死骸も無いから、ノミはいないね」と言われましたが、念の為、お薬を処方してもらいました。

また、外で暮らしていた猫には、お腹に虫がいるかもしれないと説明を受けました。先生には「うんちしたら持ってきて」と言われました。 

こちらは後日、猫砂まみれのうんちを持っていきましたが、「うん、大丈夫ね(虫は居ない)」とのことでした。

あと、去勢・避妊もスケジュールを立てようと先生に聞いてみると「男の子で睾丸が無さそうだから、生まれつき両方の睾丸が中に入っているとかでは無いなら、去勢されている」と言われ、「生まれつき睾丸が両方中に入っている子を今まで自分は見たことないからほぼ、去勢済みでしょう」と

一通り検査を終えたこさじは、終始「うー」「シャー」と言っていました。私と朝過ごした猫とは別猫のような姿でした。

先生からも「猫は猫かぶってるからね。この子はおさじの様に気長なタイプじゃないよ、怒ったら手を出したり、噛みついたりすると思うから、気を付けて接してね」と言われたことで、身が引き締まる思いになったと同時に、こさじのことを私の思いだけで見ていた(私の見たいようにかわいい性格をしているだろうと思い込んでいた)ことに気が付き、勝手ながら今度はこさじのことを、怖いと思ってしまいました。

こさじが去勢済みで、ノミも居なかったこと、さらに私に警戒心無く寄ってきてくれたことで、こさじが迷い猫なのかもしれないと思ったので、保健所と警察に迷子猫の届が無いかを確認しました。けれど、該当の届はありませんでした。

保護した猫を飼う場合は、警察へも7日以内に届けましょう。遺失物届を提出することで、公告がされます。公告されることで、3か月後には所有権が拾い主へ移ります。良かれと思って保護した猫に飼い主が居て、トラブルになるのを防げますし、飼い主さんを早く見つける手掛かりにもなります。

他にも、ネットの掲示板で迷い猫について探したりすると良いと思います。こさじについては、全く情報がありませんでした。長毛猫となった後も再度警察と保健所に確認しましたが、迷子猫にはなっていないとのことでした。

こさじ用品の買い出し

家に戻り、トイレと隔離用のケージを揃えることにしました。おさじがリビングに居るので、こさじは寝室に隔離しようと考えました。寝室のスペース的にそう大きなケージは置けません。

ケージは近所のホームセンターとペットショップを3件回ってLifelexオリジナルのものを買いました。その日にケージが欲しかったので、急いで買いましたが、組み立てた後本人を入れてみて、失敗したな と思いました。

ケージ購入で失敗したこと

①ケージの大きさが小さかった

②上下階の扉が一面ずつしかなかった 

①こさじは、すでにおさじと同じか、体長がおさじより長いことに気が付いていなかったので、こさじのイメージでケージは小さめで良い、ケージを置くスペースもないから小さめでと考えて買ってしまいましたが、買ったケージはこさじには小さかったです。。。

本人が中で長時間過ごすことがストレスになるほどの小ささでした。

体格はしっかり確認してから買うべきでした。

②購入したケージは扉が前面にしかないので、中に入れたトイレの出し入れが不自由でした。特にトイレの猫砂は飛び散るので、排泄後すぐに掃除してあげたいのに、ケージの床面積が狭すぎてトイレ掃除をするたびに取り出すのが困難で掃除もしにくかったです。さらに、扉を外すことができない仕様だったことも後悔ポイントでした。

ちゃんと確認して購入しない私の悪い癖のせいで、こさじには随分狭い空間で過ごすことを強いてしまいました。

これに対して、すでにおさじが使っているケージは、サイズが大きく、扉も2面ずつ開いていて、さらに扉が完全に外せるので、今でも扉を外して、食事と水飲み場と寝床(ハンモック)として使用しています。

このケージは買って良かったと思います。

4歳になった今でも付属のハンモックで眠る5.6キロ

トイレはおさじのおさがりである小さめのものに、ペットシートを敷こうと思ったので、買いませんでした。この時はどの猫もペットシートで用を足せると思っていました。

組み立ててこさじを入れた様子
外ではおさじが警戒中

NO猫砂 NOトイレ

トイレをペットシートにして数時間。お水は飲みだしましたが、全く排泄の気配がなかったこさじ。もう一度ホームセンターへ行き、猫砂を買ってきました。

トイレに砂をいれてみると、目をキラリン と輝かせて、トイレに飛び込み、すぐに排泄しました!

ペットシートを敷いたトイレは、トイレと認識されていなかったようです。ひとまず、隔離することが出来、排泄も確認できたので一安心。見守りカメラを設置し、こさじは隔離開始です。

短毛猫

ケージに隔離され始めたこさじは、ケージの狭さもあってか、すぐにケージを嫌がりだしたので、1日中ケージに入れっぱなしでの隔離は難しく、昼間は隔離部屋である寝室に放たれました。

我が家に来たばかりのこさじ。

こさじははじめ、写真の様な短毛猫でした。毛はおさじ(短毛猫)とは違う、サマーカットされたような(バリカンで刈られたような)見た目でした。背中側の毛は刈られたようで、お腹側はもうちょっと長めの毛のようで、なんとも不思議な外見をしていました。毛が中途半端?だったので、とっても痩せて見えていましたし、尻尾もごぼうのように付け根から先端まで細かったです。おさじより尻尾が細かったので、何かの病気かな とこっそり思っていました。

虫の検査で病院へ行った際先生に改めて毛のことを聞いてみたら「最初の日に変わった毛質だと思った」と言われ私が「もしかして長毛でしょうか?」と聞いたところ「わからないねぇ」と言われ、ほっこりしました。

現在は立派な長毛猫となっています

保護してから8か月後

ペット保険へ入ろうと思った理由

その日、こさじのペット保険の加入の為に「個体確認証明書」なるものを病院の先生に書いてもらいました。

なぜ保険に入ろうと思ったかというと、こさじは去勢済みなのに耳カットもなく、長毛猫なのに短毛猫のようにサマーカット(?)して、爪も切った状態で外にいたのですが、外飼い猫だったとしても帰ってこない時点で迷い猫として届けるか探されるかしているはずが、されていませんでした。

となると、捨てられたのかなと推測しました。

さらに、こんなかわいい子を手をかけた(トリミングと爪切りと去勢手術をした)後で、飼い主が手放したのなら、もしかして大きな病気をしていたのかな?と疑ったというのもあります。

もちろん、既往症の病気には保険は適応されませんが、それでも保護した猫(こさじ)に今後何があるかわからないし、保護した以上責任がありますので何かあったら治療してあげたいので、お守りの為にもペット保険に入っておこうと、おさじと同じ保険に加入しようと決めたのでした。

生年月日の分からない猫のペット保険の入り方

保護猫の保険の入り方を調べたところ、先生の見立てによる生年月日や毛色・品種・体重等の証明をもらうことで保険に入れるとのことでした。保険によって加入のための必要条件は違うかもしれません。

実在しない猫を保険に加入させるメリットが無いので、存在証明のためにある確認証明ではなく、この「個体確認証明書」は、おそらく、保険料の設定の為に生年月日や品種の見立てを獣医師にしてもらうものなのかなと思います。うちの先生は「はいはい」と証明してくれました。ありがたいです。

幸いなことに現在までこさじは爪切り時以外は先生のところへ行くことはまだありません。健康でいてくれて親孝行な子です。

③へ続く

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